お風呂の床は、皮脂汚れや石鹸カス、水垢が溜まりやすく、放置するとカビやヌメリの原因になります。
毎日使う場所だからこそ、定期的なお手入れが大切です。
今回は、お風呂の床をキレイに保つための掃除方法や注意点について詳しく解説します。

1.お風呂の床に溜まりやすい汚れの種類

【皮脂汚れ】
・体から出る皮脂が床に付着し、時間が経つとヌメリの原因になる
・放置するとカビや雑菌が繁殖しやすくなる

【 石鹸カス】
・ボディソープやシャンプーの残りが固まり、白い汚れとして残る
・水道水に含まれるカルシウムと石鹸成分が反応して「金属石鹸」となり、落としにくくなる

【 水垢】
・水道水に含まれるミネラルが蒸発し、白い斑点状の汚れになる
・特に乾燥しやすい場所では、硬くこびりついてしまうことがある

【カビ】
・湿気の多い浴室はカビが発生しやすく、床の隙間や目地に黒カビが広がることがある
・カビは放置すると根を張り、除去しづらくなる

2.お風呂の床をキレイに保つ掃除方法

【毎日のお手入れ】
・入浴後にシャワーで床を流し、汚れが残らないようにする
・冷水をかけて浴室全体の温度を下げると、カビの発生を防げる
・床の水気をスクイージーやタオルで拭き取ると、水垢やカビの発生を抑えられる

【 週に1回のしっかり掃除】
・浴室用中性洗剤を床全体にスプレーし、スポンジやブラシでこする
・溝のある床は、ブラシや古い歯ブラシを使って汚れをかき出す
・シャワーでしっかり洗い流し、乾燥させる

【頑固な汚れにはクエン酸＆重曹を活用】
・水垢には「クエン酸」、皮脂汚れには「重曹」が効果的
・クエン酸スプレー（クエン酸小さじ1＋水200ml）を水垢のある部分に吹きかけ、数時間放置した後にこすり洗いする
・重曹を床にまいて水で軽く湿らせ、ブラシでこすると皮脂汚れが落ちやすくなる

【カビ対策には塩素系漂白剤】
・黒カビが発生している場合、塩素系漂白剤（カビ取り剤）を吹きかけて10分ほど放置
・しっかり洗い流した後、換気をして乾燥させる

3.お風呂の床掃除での注意点

【強すぎる洗剤の使用は控える】
・床の素材によっては、酸性・アルカリ性の洗剤がダメージを与えることがある
・使用前に浴室メーカーの推奨する洗剤を確認する

【 研磨剤入りスポンジや金属ブラシはNG】
・硬いブラシや金属タワシでこすると、床に傷がつきやすい
・傷がつくと、そこに汚れが溜まりやすくなり、逆に掃除が大変になる

【 換気をしながら掃除する】
・カビ取り剤や塩素系漂白剤を使用するときは、換気扇を回し、窓を開ける
・洗剤を混ぜると有毒ガスが発生する可能性があるため、異なる種類の洗剤を併用しない

【 床の種類に合った掃除をする】
・タイル床の場合は、水垢が溜まりやすいのでクエン酸での掃除が効果的
・樹脂製の床は傷がつきやすいため、柔らかいスポンジで洗う

お風呂の床をキレイに保つコツ

【お風呂上がりに軽く掃除する】
・汚れがこびりつく前に、シャワーでしっかり流し、余分な水分を拭き取る

【 換気を徹底する】
・入浴後は換気扇を2時間以上回し、湿気を外に逃がす
・定期的に窓を開けて、空気を入れ替える

【 防カビ剤を活用する】
・市販の防カビ燻煙剤を使うと、黒カビの発生を抑えられる
・掃除後に防カビ剤を使用すると、効果が長持ちする

【 こまめに掃除をする習慣をつける】
・汚れが溜まる前に、定期的な掃除を心がけることで、大掃除の手間が省ける

まとめ

お風呂の床は、皮脂汚れや水垢、カビなどが溜まりやすい場所ですが、日々の簡単な掃除を続けることでキレイな状態を保つことができます。
入浴後に冷水をかける、週1回しっかり掃除をする、頑固な汚れにはクエン酸や重曹を活用するなど、効果的なお手入れ方法を実践していきましょう。
快適で清潔なお風呂を維持するために、ぜひ参考にしてください。

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